飲料水を船内で造る!「造水器」

出光タンカーの管理船では、清水は全て機関室に据え付けられた造水器によって海水から造っています。
船内に清水(雑用清水)、飲料水、ボイラ水(ボイラ専用)、の3種類を別々のタンクで蓄えています。清水は風呂、掃除などの生活用水、飲料水は飲み水、ボイラ水は加熱蒸気、タービン駆動用です。
一般に海水から真水を造るには、海水を沸騰させ、その蒸気(湯気)を集めて冷やすことによって蒸留水を造ります。(40t/日)蒸留水に薬品(防錆剤、ミネラル)を投入し、清水、飲料水、ボイラ水を造ります。乗組員の中には、インド洋、アラビア海で造られた飲料水は、ペットボトルで購入する水よりも、安価で美味しく、新鮮と好む者もいます。

機関室内の造水器

機関室内の造水器

ページトップへ遷移