2017年度 石油学会 野口記念奨励賞を受賞

バイオジェットの製造にも展開可能な食糧と競合しないバイオガソリン製造技術の開発成果

昭和シェル石油株式会社(代表取締役 社長執行役員 CEO亀岡剛)は、東北大学大学院工学研究科冨重圭一教授の研究グループと共同研究を進めている“食糧と競合しないバイオマスを原料とした次世代バイオ燃料製造技術の開発”の成果が認められ、「2017年度 石油学会 野口記念奨励賞」※1を受賞しました。

受賞内容 セルロース由来のオレフィン製造とそのガソリンへの適用に関する研究
受賞者 奥山 泰世(昭和シェル石油 中央研究所 研究員)
小池 充(昭和シェル石油 中央研究所 研究員)
開発内容※2
受賞理由※3
本開発は東北大学と共同で開発した触媒(Pt-Ir-ReOx/SiO2触媒)を用いることにより、他の次世代バイオ燃料製造技術である「ガス化/FT合成」や「熱分解/水素化」と比較して低い温度で、「水相改質/縮合/水素化」と比較して少ない水素消費量で反応を進行させることができます。また、天然ガスなどの化石燃料由来の水素消費量を削減する事ができるため、環境価値が高いと評価されました。
今後の予定 これまで、ラボレベルでの実験により、食糧と競合しないバイオマス原料であるセルロースからガソリン基材として使用可能なヘキセンの合成、さらにヘキセンからバイオジェット燃料基材として有望なC12+パラフィン※4の合成に成功しました。
今後は段階的なスケールアップを経て、実用レベルでの触媒の耐久性、再利用性等の触媒性能を確認する予定です。この環境調和型バイオ燃料製造技術を2025年までに確立し、持続可能な社会の実現を目指します。
授賞式写真
(5月22日実施)
石油学会 武藤会長より表彰 中央より奥山氏・小池氏

石油学会 武藤会長より表彰
中央より奥山氏・小池氏

  • ※1 「野口記念奨励賞」は、新燃料油開発等に関わる基礎的および応用的研究や開発で、日本の石油および石油代替エネルギーの安定供給に貢献する研究・技術において、独創的な業績をあげた若手の研究者、技術者へ公益社団法人石油学会から授与される賞です。詳細は https://www.sekiyu-gakkai.or.jp/jp/aword/nkitei.html をご参照ください。
  • ※2 プレスリリース「食糧と競合しないバイオマスを原料とした液体燃料の独自製造技術を開発」(2017年12月7日)。http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2017/1207.html をご参照ください。
  • ※3 受賞理由の詳細は https://www.sekiyu-gakkai.or.jp/jp/aword/h29/okuyama.html をご参照ください。
  • ※4 C12パラフィン及び少量のC18 パラフィンの混合品
以上

本件に関するお問い合わせ先
昭和シェル石油株式会社 広報部 白川
TEL:03-5531-5793

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