クラゲコラーゲン・ムチン供給の共同事業化と海月研究所への出資について

~国内唯一の生産者として化粧品・医療品・食料品の原料成分を供給~

昭和シェル石油株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO:亀岡剛、以下「昭和シェル石油」)は、株式会社海月研究所※1(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:木平孝治、以下「海月研究所」)および丸和油脂株式会社※2(本社:東京都品川区、代表取締役会長:倉持和夫、以下「丸和油脂」)とクラゲの採取およびコラーゲンやムチンなどの化粧品・医療品・食料品の原料成分の生産・販売に関する共同事業化を行うことについて合意するとともに、このたび、海月研究所に対して出資(出資比率51.72%)を完了いたしました。

当事業は当社が2018年9月に発表した海月研究所とのクラゲコラーゲン・ムチン供給の事業化検討※3を踏まえて、今後、昭和シェル石油グループの発電所を原料となるクラゲの供給元として活用し、丸和油脂の工場内の製造設備で、海月研究所の所有する技術をもとに化粧品・医療品・食料品等の原料となるクラゲコラーゲンおよびムチンの生産を行います。

クラゲから得られるコラーゲンは他生物からのコラーゲンにはない※4特性を有し、化粧品や人工皮膚の材料として、世界中の化粧品原料メーカーや食品関連企業から注目を集めています。また、クラゲ由来のムチン※5はムチンと呼ばれるものの中で唯一構造の同定がされたものであり、変形性関節症治療薬やドライアイ治療薬など医療品としての活用が期待されています。

クラゲの大量発生は、海水を利用する工場を所有する事業者や漁業事業者の間でも課題となっており、今回の事業を通じ、迷惑なものとして扱われていたクラゲを有効利用することで、社会問題の解決に寄与するとともに新たな価値を創造してまいります。

共同事業の概要 海月研究所へ出資することにより同社および同社株主の丸和油脂と緊密に連携し、原料となるクラゲの安定確保・供給、コラーゲンやムチンなどの原料成分の効率的な生産、生産した原料成分の用途開発・販売などの事業を共同で実施し、クラゲ由来原料を製造・販売する事業を発展させていきます。

  1. 株式会社海月研究所について(https://www.jfish-lab.com
  2. 理化学研究所発のベンチャー企業として2009年設立、エチゼンクラゲやミズクラゲなどの生物からコラーゲンやムチンといった生物に必要な有効成分を抽出する技術およびその特許を所有し、クラゲコラーゲンを添加した美容液なども販売しています。現在、国内の大学などと様々な分野での共同研究を進めています。

  3. 丸和油脂株式会社について(http://www.maruwayushi.com/index.html
  4. マーガリンメーカーとしてスタートし、永年培った技術をベースに、種々の開発やアイデアに加え、独創的な製品をつくりだす企業として発展しています。現在、マーガリン類の製造・販売に加えて、マヨネーズ類・ドレッシング類の製造・販売、および精製油脂の製造・販売を手がけています。

  5. https://www.idss.co.jp/news/2018/shell_0904.html
  6. クラゲコラーゲンについて
  7. クラゲから採取されたコラーゲンは主にⅡ型、Ⅳ型、Ⅴ型と呼ばれており、現在大量に生産されているⅠ型とは違った特性を持ち、人獣共通感染症のリスクがないと言われています。また、他種由来コラーゲンよりも生体親和性や安全性が高く、上皮系細胞の増殖を活性化させる効果があることが確認されていることから、化粧品や人工皮膚の材料として注目されています。

  8. クラゲムチンについて
  9. クラゲから採取されたムチンは、現行の変形性関節症治療薬に添加することにより軟骨の修復が促進されることが確認されており、その他にドライアイ治療薬としての効果が期待されています。

以上

本件に関するお問い合わせ先
昭和シェル石油株式会社 広報部 白川
TEL:03-5531-5793

ページトップへ遷移