人は、無限のエネルギー。

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#07

中嶋渉

愛知製油所 機械課

中嶋渉
WATARU NAKAJIMA

製油所を
アップデートせよ。

※所属部署は2019年12月時点のものとなります

製油所では原油を処理するために、大規模な装置が数多く稼働しています。装置同士は互いに連動しているため、ひとつのトラブルが製油所全体に影響しかねません。そこで必要不可欠となるのが、設備管理です。正確な寿命評価をすることでトラブルを未然に防ぐ。トラブルが発生した際は迅速に対応し、チームにノウハウを蓄積させていく。すべての装置がフル稼働できるように、製油所を守りつづけています。10年後、20年後の石油業界で必要とされる製油所であるために、未来を見据えて一歩ずつ。製油所は常に進化していきます。

巨大設備を見守る男。

愛知製油所で設備管理業務を行う中嶋。この製油所はナゴヤドーム43個分もの広さがあり、大規模な設備が数多くそびえ立っている。ME(メンテナンスエンジニア)として装置の保全管理を行い、今使っている設備の能力を最大限に引き出すのが中嶋の仕事だ。MEの業務は、寿命評価と保全の大きくふたつに分けられる。 「装置のあるべき姿からのズレに気が付けるかがポイントです」装置の寿命に合わせた適切な改修作業を施し、製油所内で設備トラブルが発生した際は、原因の究明に尽力している。

予測力と対応力。

製油所では、大小さまざまなトラブルが発生する。寿命評価などによって予測できるトラブルもあれば、突発的で予測できないトラブルもある。原因も機器、ソフト、プロセス、人的ミスなど多岐に渡る。トラブルが発生した際は、迅速に対応しなければ製油所全体にまで被害が及びかねない。中嶋は各分野の専門家と議論をしながら原因究明、保全作業に取り掛かる。製油所の装置の中には、一度止めてしまうと再稼働に数ヶ月以上を要するものもある。トラブルを予測する目と、緊急時にその原因を究明する目。どちらの目も光らせながら、中嶋はトラブルの発生、連鎖を防いでいる。

製油所は
進化しつづける。

一昨年、中嶋は排水処理設備をゼロから作り上げるプロジェクトに携わった。所内の排水機能が現状の能力だとカバーしきれず、新たな水処理設備を設置する必要があったためだ。このプロジェクトを通じて中嶋は設計業務、機能検証、建設、すべてのプロセスを経験することができた。「更地だったところに、巨大な設備が建設されて稼働したときはうれしかったですね」愛知製油所では4年周期で全装置を止め、大規模なメンテナンスを行なっている。10年後、20年後の設備の故障率や寿命を見据えながら、計画的に製油所をアップデートしていくことも中嶋にとって大きなやりがいとなっている。

人に依存しない
システムづくりを。

中嶋がMEになった当初は、教育やシステム上での寿命予測はあったものの、それだけでは対応できないトラブルが数多くあった。そのため、手探りで問題に対処しなければならない日々が続いた。「これから入ってくる若い人たちに同じ苦労をさせないためにも、新しい寿命予知システムを開発していきたい」後輩から厚い信頼を寄せられる中嶋らしい言葉だ。従業員がより安全に仕事に取りかかれるように、お客様により安定してエネルギーを供給できるように、中嶋は今日も製油所を駆け回っている。