人は、無限のエネルギー。

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#05

呉悦樵

アスファルト研究課

呉悦樵
WU YUEQIAO

社会の発展を、
足元から支えたい。

※所属部署は2019年10月時点のものとなります

近年、高度成長期に施工されたアスファルトの劣化が問題になってきています。これからのアスファルトに求められるのは長寿命化と省エネ化。私たちは、用途に応じてさまざまな特徴を持つアスファルトを開発しています。轍ができにくい、より安全な道路をつくるために。施工時の温度低減によってよりCO2を削減するために。文化財の景観を損なわないために。高機能アスファルトを開発することで、日本の、そして世界の経済成長へと支えていく。国内屈指の総合アスファルトメーカーとして、より一層の高機能化を進めていきます。

新しい道をつくる男

人々の移動をより快適にしたい。そんな思いでさまざまな特徴を持つアスファルトの製品化に取り組む技術商品・事業開発部アスファルト研究課。その一員として、主に東南アジアで使用する素材の開発を担当しているのが呉だ。呉は中学卒業と同時に単身日本へ渡り、大学院を修了した根っからの理系人間。より高品質・省エネなアスファルトを開発し、社会に提案するため、毎日実験に明け暮れている。

国が変われば、
すべてが変わる。

日本のアスファルトで使用する技術を、東南アジアでそのまま使用することは難しい。気象環境、コスト、労働力、使用できる石材などの条件が全く異なるからだ。そのため日本では考えられなかった性能を持つアスファルトを、ゼロから開発する必要がある。呉はまだ誰も解いたことのない難問に立ち向かいながら、新しいアスファルトの開発を進めている。「このプロセスで生まれた新しい発想は、日本のアスファルトにも応用することができる」日本に閉じこもっていては発想できないアイデアが、呉の中にはたくさん湧いているようだ。

国境を越えた
関係づくりを。

呉は東南アジアへのテスト導入の際、研究開発から現地での施工まですべてのプロセスに携わった。実際に訪れた東南アジアでは、スコールや施工の技術力の違いなど想定以上の問題が多発。日本で培ったノウハウは、一切通じなかった。それでも呉は現地の人々とすぐに打ち解けあって、問題をひとつずつ解決していった。「アスファルトはパンの小麦のようなもので、素材が良くても製造管理ができていないと台無しになる」研究者であってもただ材料を作るだけでなく、施工プロセスの改善まで見届けることで、現地で必要とされるアスファルトの条件をあぶり出していった。

日本と東南アジアの
架け橋に。

普段の研究では、いま目の前で起きている課題に注力しがちになってしまう。「国の要望に応えるだけでなく、未来をより良くする視点で研究開発し、新技術を提案できる研究者になりたい」グローバルな視点を持つ呉ならではの視点だ。「自分にしかないバックグラウンドを生かして、東南アジアのアスファルト事業を引っ張っていきたい」東南アジアで彼が作った道路の上を走れるようになる日は、すぐそこまで来ている。