私の一生は学生生活の延長

「教」だけではいけない。「教育」の「育」によって人間ができるんだと。
そして、育った人間が初めて学問を活用するのである。
ということを水島先生に教わったのです。

それからもう一つは、内池廉吉博士という方が配給論、倉庫論を教えておられました。
この方に今で言えば事業の社会性というものを教えられた。

事業は金儲けじゃないのだ。
社会のためにあるべきものであるという事業の社会性を私に教えられた。

これを私が「そうだ」と思って実行しておるのが、今の出光のこの経営のあり方なんです。

大阪の黄金万能の教訓と水島先生の愛の教育と
それから、内池先生の事業は社会性を持つべきものであるという、
この三つの教訓を受けて、私がそれを五十年間、実行に移したということに過ぎないのです。

それで私は「私の一生は学生生活の延長である」ということをよく言います。
学生の時に考えておったこと、学生の時にこれはいいなと考えたことを、五十数年間今でも貫いておる。

それが間違ってなかったということを私が証明しているわけなんです。

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