武田竜真 滞在レポート

レジデンス支援プログラム2019詳細

アーティスト:武田竜真 Tatsuma TAKEDA
滞在場所:シテ・デ・ザール Cité internationale des arts
期間:2019年12月3日 - 2020年1月27日

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レポート1 2019年12月19日

シテ・デザールに入室してから約2週間経ち、生活と制作環境を整えつつ、ポンピドゥー・センター、国立中世美術館、オルセー美術館、そしてルーヴル美術館を訪れ膨大な数の作品に触れた。パリに入ってから近年稀に見るストライキで公共交通機関がほとんど機能していない状態ではあるが、シテ・デザールの立地が良いお陰でどの美術館も徒歩でたどり着くことができた。
入室してすぐにシテ・デザール備え付けのカフェでの懇親会にも参加した。ほぼ毎日のようにオープンスタジオが開催されているとのことなので、できるだけ多くのオープンスタジオに顔を出したいと思う。

レポート2 2019年12月22日

12月22日に最初のオープンスタジオを開催した。当初はこのオープンスタジオは計画していなかったが、シテデザールのスタッフの提案で、前半に一度オープンスタジオをすることに決めた。制作拠点としているドイツから持ってきた旧作と今回のシテデザールでの滞在中に制作した新作を展示した。他の様々な滞在アーティストと も知り合えるいい機会となった。 また、1月の末のオープンスタジオのための制作も本格的に始めつつ、パリのギャラリーを見て回り、カルティエ財団現代美術館を訪れ、パリの現代美術シーンを垣間見ることができる充実した時間となった。

レポート3 2020年1月19日

フランク・ゲーリーの建築で有名なフォンダシオン ルイ・ヴィトンで日本のインテリアにも影響を与えた建築家Charlotte Perriandの展覧会を見た。レジェをはじめとする彼女が活躍した時代の画家と彼女の作品の関係性が見られる興味深い展覧会だった。また、ルーヴル美術館に再度足を運び制作に必要な資料集めを行った。
ようやく1ヶ月以上続いているストライキも少し緩和され、以前から行きたかったパリ郊外にあるサン・ドニ大聖堂に足を伸ばした。サン・ドニ大聖堂は12世紀初頭にゴシック様式へと建て替えられ、最古のゴシック建築の一つされている。
最後のオープンスタジオの日程も決まり、残り約1週間は制作に集中することにする。

レポート4 2020年1月28日

レジデンスプログラムの最後に個展形式のオープンスタジオを開催した。
この2ヶ月間で制作したこれまでの花のシリーズ「Skin Deep Beauty」を発展させたものや、フランスのレースをテーマにした新たに作った作品をまとめて展示することができた。一晩だけの開催ではあったが、たくさんの方に足を運んでもらい様々な国籍のアーティストをはじめとする美術関係者と作品の話をすることができた。
パリでの充実した2ヶ月間のレジデンスプログラムは終了したが、今回の滞在でリサーチ、制作した作品はこれから時間をかけてさらに深化させていきたいと考えている。そしてこのような貴重な機会を頂けたことと今回の私の滞在制作をサポートして頂いた関係者各位に感謝し、これからも制作活動を続けていきたい。

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