大城夏紀 滞在レポートVOL.3

Natsuki Oshiro Residency Report Vol.3

【2018/11/20 レポートVOL.3】

先日、シテのモンマルトルのギャラリーで開催しているEXILE展のオープニングへ行ってきました。自身が難民である、あるいは難民とつながりのあるアーティスト10名弱による展覧会です。

シリア出身の作家、ケープタウンから一時的にシテへ滞在したという作家など、幅広く自身の体験を踏まえた、メッセージの強い展覧会でした。

平和な日常から突然、家族全員でテント生活を強いられた作家が、このままでは未来がなく、必死で国外へ逃れたという体験が、いろいろな言語で綴られたテント。
生まれ育った国とは異なる場所で、異なる衣服を着て生活するということに対する違和感。
そして今でも都会の街中で路上生活を強いられている難民が存在すること、などなど。

日本にいると新聞やニュースの文字でしか得ていなかった情報が、アーティスト自身が難民であり、作品を展示している現場に居合わせ、また私と同年代のアーティスト自身にも会って話をすることで、よりリアリティを伴って伝わってきました。
国を超えて抱える重い課題について強く考えさせられた一夜でした。
パリの街を歩いていると、本当にいろいろな人種の人たちが集まっていて、日本は島国なのだなと改めて実感します。

美しい装飾と、歴史が作る街並みが守られながらも、様々な人が行き交うパリは、いろいろな角度から掘り下げることができそうな魅力的な街だと思います。

さて、東京にいる私にとっては、ペインティングはごく自然な選択肢です。
未知の街では情報がフラットに入ってくるということもあり、パリのCite internationale des artsに滞在していると、絵を選んでいるということに積極的な理由が必要であるということを、改めて実感しています。

EXILE展
EXILE展
BALENSIAGAのバナー
パリの街並み
サン=ドニ門
大きな葉
EXILE展

閉じる

EXILE展

閉じる

BALENSIAGAのバナー

閉じる

パリの街並み

閉じる

サン=ドニ門

閉じる

大きな葉

閉じる

ページトップへ遷移