2016年8月

シェル美術賞 2003 入選
プロフィール
1981年 静岡生まれ
2005年 京都造形芸術大学美術・工芸学科洋画コース(総合造形)卒業
2007年 東京藝術大学大学院美術研究科油画研究領域修了
2013年~京都造形芸術大学大学院 准教授
主な個展
- 2009年 「The Light Field」SCAI THE BATHHOUSE(東京)
- 2011年 「The Light Field」大和日英基金(ロンドン)
- 2012年 「大庭大介個展」SCAI THE BATHHOUSE(東京)
主なグループ展
- 2011年 「時の遊園地」名古屋ボストン美術館(愛知)
「堂島リバービエンナーレ2011」(大阪) - 2012年 「超群島 ライトオブサイエンス」青森県立美術館(青森)
- 2013年 「日昨之島(The Islands of the Day Before)」国立台北芸術大学 開渡美術館(台北)
- 2014年 「NATURES DUET:SELECTED WORKS BY JORGE MAYET & DAISUKE OHBA」FAJAM FOUNDATION(ドバイ)
「目を凝らす耳を澄ます」SCAI THE BATHHOUSE(東京) - 2015年 「タグチヒロシ・アートコレクションパラダイムシフト てくてく現代美術世界一周」岐阜県立美術館(岐阜)
「白の表現力~現代のコレクションから~」静岡県立美術館(静岡) - 2016年 「静岡県立美術館 新収蔵品展」 静岡県立美術館(静岡)
主な受賞
- 2003年 シェル美術賞2003≫2004 入選
- 2012年 ホルベインスカラシップ奨学生
主なコレクション
静岡県立美術館(静岡)
日本航空(羽田・さくらラウンジ)
ピィゴッツィ・コレクション(ニューヨーク)
田口コレクション
関連サイト
シェル美術賞応募のきっかけは何ですか?
シェル美術賞と言えば歴史があるコンペティションという事で過去の受賞者としても当時若手だった高松次郎、赤瀬川原平、篠原有司男、管木志雄などそうそうたる日本美術界の巨匠達が名を連ねている。そんな歴史の厚みに触れる事に憧れて、学部の3年生の時に力試しに出展しました。僕の結果は入選で、入選した事は嬉しかったものの、僕にとってはコンペティションの厳しさを痛感するほろ苦く、悔しさが残る思い出になりました。

「THE BATTLE STAGE(部分)」
2016, Acrylic on cotton, 120 × 120 × 4.5cm
Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

「X」
2016, Acrylic on cotton, 246 × 186 × 5cm
Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE
現在の活動、今後の予定を教えてください。
現在は画家としてSCAI THE BATHHOUSE(東京)に所属し、国内外での個展、グループ展への参加等、美術館や海外のアートフェアなどで展示、出展を精力的に行っています。また、京都造形芸術大学大学院ペインティング領域油画専攻で研究者としても教壇に立っています。今後の活動として、絵画の枠の中で一層、絵画を掘り下げ、東西の絵画の歴史を検証しつつ、絵画の可能性を模索したいと考えています。
今年の応募者へメッセージをお願いします。
情報化社会の中で誰もがスマートフォンで一瞬のうちに何でも調べる事ができ、SNSで世界中と常に接続可能ですべての事がコラージュ、シュミレーションされる時代になぜ、絵画というメディアを選択するのか、その意義をあらためて考えてほしいとオーディエンスとして思います。

「RING」
2016, Acrylic on cotton, 180 × 180 × 4.5cm
Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

「LOG (Object)」
2015, Acrylic on cotton, 246 X 186 X 5cm
Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE
Photo by Nobutada Omote

「Spiral (transformation)」
2012, Acrylic on cotton, 180 X 180 X 4.5cm
Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE
Photo by Nobutada Omote