2016年7月

2001年 第6回 昭和シェル石油現代美術賞 本江邦夫審査員賞受賞
プロフィール
1977年 神奈川県相模原市生まれ。2003年多摩美術大学大学院修了。
1998年頃より、自己の過去の記憶に基づくインスタレーション作品を発表。
その後、作品と空間との関係を見つめる中で、空間そのものを絵画として表現する「キミドリの部屋」シリーズの制作をはじめた。
2013年、秋田市に転居したことをきっかけに、日本人の感性や美意識をテーマにした絵画シリーズ「はなすがた」の制作を開始した。
現在、秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻准教授。秋田大学教育文化学部非常勤講師も兼務。
略歴
- 2003年 多摩美術大学大学院 美術研究科絵画専攻 修了
- 2004年 「日常の変貌」 群馬県立近代美術館(群馬)
- 個展 GALLERY MoMo(東京)※2009年まで毎年、2011年にも個展
- 2005年 個展 第一生命ギャラリー(東京) ※2007年と2009年にも個展
- 2006年 「絵画の行方」 府中市美術館(東京)
- 2011年 個展 横浜高島屋 美術画廊(神奈川)
- 2013年 秋田公立美術大学 ビジュアルアーツ専攻 准教授 就任
- 2015年 個展 日本橋高島屋 美術画廊、横浜高島屋 美術画廊(巡回展)
- 「あきたの美術 2015」 秋田県立美術館 県民ギャラリー(秋田)
- 2016年 パークホテル東京に大谷有花アーティストルーム「秋田美人」制作
主な受賞
- 2001年 「第6回 昭和シェル石油現代美術賞」 本江邦夫審査員賞 受賞
- 2003年 「VOCA 2003」(上野の森美術館) VOCA奨励賞 受賞
- 2010年 「第2回 絹谷幸二賞」(毎日新聞社) 絹谷幸二賞 受賞
作家オフィシャルサイト
シェル美術賞応募のきっかけは何ですか?
学部生時代、インスタレーションから絵画に転じた直後、腕試しのために有名な全国区の美術賞にチャレンジしたくなり、「第6回 昭和シェル石油現代美術賞」に応募したところ、本江邦夫審査員を受賞することができました。この受賞によって、家族の理解を得、大学院に進学することができました。そしてその後、複数の美術賞も受賞することができ、結果的に、アーティストとしての活動が認められ、美術大学の准教授として、後進を育成する機会にも恵まれました。私にとって、アーティストとしてのすべての始まりは、この賞での受賞にあるといっても過言ではありません。

「はなすがた Calla I」
キャンバスに油彩 45.5x60.5cm(12号) 2014
東京オペラシティアートギャラリー・寺田コレクション 所蔵

「眼のある風景」
キャンバスに油彩 145.5x112cm(80号) 2001
2001年 第6回 昭和シェル石油現代美術賞展
本江邦夫審査員賞 受賞作品
現在の活動、今後の予定を教えてください。
現在は、秋田公立美術大学 ビジュアルアーツ専攻の准教授として、日々、後進の指導や育成に携わっています。また、アーティストとしては、百貨店の美術画廊などで数年に一度のペースで個展を開催するとともに、ロゴマークのデザインやジュエリーデザイン、装丁や室内装飾などといったアートのジャンルを横断する仕事も多数手がけています。2016年3月には、東京・汐留にあるパークホテル東京で、客室全体をアート作品ととらえたアーティストルームを制作しました。これからも既成概念にとらわれず、多彩な表現活動を展開していきたいと思っています。


大谷有花アーティストルーム「秋田美人」
パークホテル東京(東京・汐留)
現在の活動、今後の予定を教えてください。
現在は、秋田公立美術大学 ビジュアルアーツ専攻の准教授として、日々、後進の指導や育成に携わっています。また、アーティストとしては、百貨店の美術画廊などで数年に一度のペースで個展を開催するとともに、ロゴマークのデザインやジュエリーデザイン、装丁や室内装飾などといったアートのジャンルを横断する仕事も多数手がけています。2016年3月には、東京・汐留にあるパークホテル東京で、客室全体をアート作品ととらえたアーティストルームを制作しました。これからも既成概念にとらわれず、多彩な表現活動を展開していきたいと思っています。
今年の応募者へメッセージをお願いします。
60周年を迎えたこの歴史あるシェル美術賞は、いまや平面作家の登竜門的な存在として美術界では広く認知されています。この賞で作品が評価された瞬間、あなたのアーティストとしての人生が劇的に変わるかもしれません。日本の美術界において、シェル美術賞とは、もはやそうした揺るぎない大きな存在なのです。自分自身の未来を切り拓くために積極果敢なチャレンジを!
※その他、開催中の展覧会等
パークホテル東京・大谷有花アーティストルーム「秋田美人」紹介ページ
http://www.parkhoteltokyo.com/artcolours/aih/21ohtani/21ohtani.html