LED照明二次レンズの材料変更で時間と共に明るさが低下・・・明るさの経時的な低下を抑制した材料とは

LED照明二次レンズの材料変更で時間と共に明るさが低下・・・<br />明るさの経時的な低下を抑制した材料とは

背景

近年、LED照明は急速な普及を遂げており、様々なLED照明の開発が進められています。LED照明は、省電力・長寿命がセールスポイントですが、長時間使用における明るさの低下やプラスチック部品の強度の低下への対策が課題となっています。特に、明るさの低下を抑制するため、二次レンズやカバー部品に使用するプラスチック材料への品質の長期安定性が求められています。

課題

LED照明は長寿命が売り、レンズ材料を変更したら明るさが・・・

LED照明を製造するW社では、以前、放熱部品をアルミダイキャストから熱伝導PPSに切り替え、生産性の向上を図り、更に、プラスチックの特徴を活かしインテリア性の高い商品を開発することに成功していた。LED照明は急激な伸びを見せており、更なる、コストダウンと品質の向上が課題となっています。商品開発部のR部長は、取引先と新商品の打合せをした際、「二次レンズに耐熱性が必要となったため材料をPMMAからポリカーボネートに変更したら、長時間使用すると明るさの低下が大きくて困っているんですよ。」と相談を受けました。

明るさ低下の原因は材料の変色、変色を抑えられても他の特性が・・・

R部長は、早速、明るさが低減しにくいLED照明を開発目標とし、二次レンズ部品の改良に取り組み始めました。耐熱性が必要なためポリカーボネートが必要不可欠です。高流動の一般的なポリカーボネートは、明るさ低下の原因となる材料の色調変化が大きく、また、LEDの発熱による高温環境下で加水分解による強度低下を起こしやすいことが問題となります。長時間使用時の色調変化を抑えた材料では、色調変化は小さいものの、もともとの光線透過率が落ちてしまい、初期の明るさが低下してしまいました。LCDユニット導光板向けの材料を使ってみましたが、明るさは改善されるものの、強度低下対策の課題が残りました。R部長は、新しい材料が必要だなぁ・・と頭を抱えてしまいました。
ページトップへ遷移