愛知事業所|品質への取り組み

当事業所は操業以来一貫して「消費者本位」という経営理念のもと、品質管理活動を推進しています。

1977年にJISマーク表示認定工場となり、2007年6月には新JISマーク表示制度の認証を取得しています。また、品質保証に関する国際規格であるISOの認証も取得し、お客様の要望に応えられる製品を安定供給することに努めています。

新JISマーク表示制度の認証取得

「新JISマーク表示制度」は、2004年6月9日に工業標準化法が改正されたのを受け、2005年10月1日から導入されました。本制度は「日本工業規格(JIS:Japanese Industrial Standard)」に適合することを示し、認定を取得することでJISマークを製品または包装などに表示できます。

当事業所では、2007年6月に製品に対する安心と信頼の証である「新JISマーク表示制度」の認証を取得しました。認証商品はハイオクガソリン、レギュラーガソリン、灯油、軽油、A重油、C重油の6種類です。

ISO9001の認証取得

当事業所は、1996年に品質に関する国際規格ISO9002:1994を取得しました。2000年12月の規格改正に伴い、2003年には2000年版へ移行、2009年には2008年度版への移行、2018年には2015年度版への移行審査を受審し、現在はISO9001:2015品質マネジメントシステムに基づいた品質保証活動を行っています。

私たちは、本品質マネジメントシステムを導入することにより、お客様に満足していただける製品を安定供給できるよう、継続的改善に努めています。

品質方針

品質方針

品質方針

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環境に配慮した石油製品の製造・出荷

当事業所を含めた当社の国内4製油所では、1993年からベンゼンを1%以下に削減した低ベンゼンガソリン「出光スーパーゼアス」、「出光ゼアス」を製造しています。これは2000年のベンゼン濃度規制に先駆けて商品化したものです。

また、硫黄分を10ppm以下にするサルファーフリー化の動きに先駆け、当事業所では、石油製品から硫黄分を除去するための脱硫装置を設置、2005年1月にはガソリン・軽油のサルファーフリー化を実現しました。

※10ppm=0.001%

国内では、2007年に軽油、2008年にガソリンのサルファーフリー化が法律で定められましたが、当社も含め、石油連盟に加盟する石油精製・元売各社はサルファーフリーガソリン、軽油ともに2005年1月から世界に先駆けて出荷を開始しています。

硫黄分を低減する動きは世界中で進んでおり、EUでも2009年からガソリン・軽油の硫黄分を10ppm以下のサルファーフリーとすることが決められました。

サルファーフリーガソリンの製造装置

サルファーフリーガソリンの製造装置

サルファーフリーガソリンの製造装置

サルファーフリーガソリンを製造する分解ガソリン脱硫装置は、重質油分解装置で精製した分解ガソリン中に含まれる硫黄分を大幅に除去する装置です。

サルファーフリー軽油の製造装置

サルファーフリー軽油の製造装置

サルファーフリー軽油の製造装置

サルファーフリー軽油を製造する軽油深度脱硫装置は、軽油中に含まれる硫黄分を除去するための装置です。