タイヤのことあれこれ
タイヤにも性能があります。どんなにクルマの性能がよくても、結局路面と接地しているのはタイヤです。タイヤの良し悪しで乗り心地や燃費も変わってきます。性能は、トレッドパターンの刻み方やその部分のゴム物性などで大きく変わってきます。
ころがり抵抗を低くすると、燃費がよくなります。燃費がよくなればその分排出ガスが少なくなるので、結果的に環境保全につながるわけです。これからは、こうした、環境に配慮したタイヤが主流になっていきます。
タイヤと路面の接する部分をトレッドといい、そこに刻まれたパターンのことです。パターンは、駆動、制動、旋回性能はもちろん、乗り心地やころがり抵抗、摩擦などあらゆる特性と関係しています。
空気圧は、高くても低くてもタイヤのためによくありません。運転もしにくくなります。空気圧が高すぎると、タイヤの真ん中が減りやすく、ハンドルもコントロールしにくいものです。また、空気圧が低いと両サイドが減りやすく、ハンドルが重くなります。空気圧は月に1度点検しましょう。
タイヤが路面をころがるときの路面からの抵抗力です。抵抗力が少ないほど、クルマは少ない燃費で進みます。「ころがり抵抗を低減」とは、「ころがり性能のアップ」と同じ意味合いになります。
タイヤがすり減ると接地面がツルツルになるので、雨天時など路面が濡れている時にブレーキをかけても滑ってしまい、なかなか止まりにくくなります。トレッドの溝の深さが1.6mm以下になると違反で、車検に通らず、道路を走行することができません。